子どもが生きていくことだけを願うと

2020/01/02

親戚が集まり、新年会をした。

参加者の1人は、1才になっていた。

 

歩くことも、座ることも難しいと聞いていたが

座ろう、座ろうとして、座ったので、びっくり。

この先も、どんどん追いついていくのかもしれない

と思ってしまうが、実際は、かなり厳しいらしく、

病気は骨格だけでなく、内臓にもいくつもあるのだと。

 

この子の上の子は、病気ではないが、知能の遅れがあり

小学校の、普通の学級には入らないことが決まった。

はあ、こんなに早く決まるんだあ、と思ったとき、

母親が言った。

「この子には何の心配もないんだけど・・・」

 

え?ええ。

ほんと、そう。

この子は、生きていくことには、何も支障がない。

生きていける。

 

それだけで十分、という考え

子どもが亡くなった私たちと同様に

我が子の命が危ないことを知らされている親は

生きていってくれることだけを、

心の底から願い

それ以外の問題は、問題にもならないのだ。