あの世から1泊2日の旅があれば

2020/06/16

エール(連続テレビ小説)を録画で毎日見ている。

お父さんは、娘3人と妻を残し、亡くなっている。

そのお父さんが、昨日から帰ってきている。

あの世のジャンボ宝くじで、1等(この世1泊2日)を当てて。

 

腰を抜かすほど驚く娘、平然と話す娘、いろいろで

娘と妻にだけ姿が見えて、会話もできる。

いいなあ。

うらやましい。

 

この日記にも書いたことがあるが、

私は、お盆に、迎え火を焚かない。

もともと関西人に、その風習が浸透していないこともあるが

迎え火を焚く、ということは、送り火も焚くわけで

せっかく帰ってくる子を、何で送り出さなきゃならない?

送り火は焚かない!と言い張り、揉めたので、

じゃあ、どっちも焚かない!

となったわけ。

 

で、ドラマでも、お父さんが戻っていくとき

家族は何と言うだろう・・

きっと、「また来てね」か「今度はいつ?」

だろうと思っていた。

 

そしたら、さすが、ここの奥さん。

お父さん「じゃあ・・・」

奥さん「また・・・ あの世で」

 

そうか、いいね。

ただ、小さな子どもを亡くすと、親は、若い。

相当、なかなか、あの世に行けない。

今このセリフに、「それいいね」と思えるのは

そう遠い未来のことに、私は思わなくなったからかも。