避けられた子どもの死なんてほとんどない

2020/06/23

親が運転する車が、わが子を轢いてしまう痛ましい事故

よく報じられている。

このことがあると、必ず、

ネットに、ばーっと書かれる。

 

なんで~~した(先に降ろした・乗せておかなかった)

親の不注意でしかない

避けられたこと

 

避けられなかったんだよ・・・

そのときは。

避けられるのは、今度、別の人だ。

 

不慮の事故って、

第三者から見れば、ほとんどが防げること。

でも、避けようもなく起きていることが、事実。

人間だから。

 

偉そうに叩ける人、もしかして

人間じゃないのかもしれない。

失敗、しないんだ・・・

 

小児科の駐車場だというから

子どもを大事に育てている人に違いない。

こんなことになってしまい

どんなに悔やみ、苦しんでいることか。

さらに周囲から心無い言葉、視線。

 

病死の親だって、どうすれば病気を避けられたのか、と

思い続けるくらいだから。

感染症で亡くしたわが家では、

少し前に、別のところで、違う過ごし方をしていたら

あの病気には、なっていなかったはずだと苦しんだ。

 

人からあれこれ言われなくても

これでもか、というほど、

親は、自ら追い込むんだ。