「生きている子どもも亡くなった子どもも大切に考える」

2020/08/03

理念の一番最初に書いているのが、これ。

当会らしい考え方だ。

 

今いる子どもまで失わないように

毎日、夜中に息しているか確かめたり、

熱が出たら、動転しながらも必死で守る親たちの姿がある。

 

大事に思う気持ちは同じであって

生きている子ども以上に、亡くなった子に意識がいく親の気持ちも

おかしいとは思わない。

姿が見えなくなってしまい

手が届かなくなってしまった子が

どこで、どうしているのか、

考えずにおれないのが、親の愛というもの。

 

「心配しなくても大丈夫」と言い切れる人、

いないはず。だって

見に行ってきて、言ってるのではないのだから。

 

ひとしきり、思うように思いを込めるのが、いいとおもう。

思うだけ思って、ようやく

生きている子と、亡くなった子が、揃うのだろうし

今ある生活のなかで

亡くなった子のことを、穏やかに思い続けることが

できるようになると思う。