人と違って人より得したという話

2020/11/02

今いっしょに仕事をしている小学校の校長先生と

帰りにご飯に行った。

「あれ?先生、お箸、左手でした?」

と尋ね、

お箸は左手で、鉛筆は右手、と教えてもらった。

何でやろ?と思った。

 

お箸も、鉛筆も、右手に直されていたそうだが

ある日、反逆を起こし

お箸は左にする!と宣言したそうだ。

右手で食べても、ぜんぜん美味しくなかったそうで

それは良かった。

せっかくの食事、美味しく食べないと、損。

鉛筆は、どっちで握っても、味に関係ないしね。

 

で、左利きの人が右手で字を書くと、

得することがあるらしい。

右手で書きながら、左手で消せること。

友だちから「すごいなあ」と羨ましがられたとか。

 

教師になってからは

黒板を右手で書き進め、右端まで行くと

背中で文字が隠れないよう、チョークを左手に持ち替えて

左手で書き続けたら、これも子どもたちから

「すごい」と喜ばれたりし

いいことづくめじゃないですか!となった。

 

帰ってきて、あれ?昔、左利きのこと

ぎっちょ、って言ってなかったっけ?

とおぼろげに思い出し、ネットで検索したら、

差別とか放送禁止用語、と出てきて、ビックリ。

 

理由はよくわからず、特に調べる気にもならず

「いいことづくめじゃないですか~」

「そうなんよー」

と笑えた話だった。