共に喜び共に泣いてくれた人との再会

2020/11/04

私にとって最後となった病院での「わかちあい」の日

参加されていたお一人が、

終わってからも、すぐに席を離れることができず

子どもと病院で過ごした日々の思いや

お世話になった方々への思いを

改めて、深く、語られていた。

 

当然、涙が込み上げる。

聴いている医療スタッフも、込み上げる。

 

そのとき、気づいた。

お母さんがその場を動けなくなっているのは

お母さん自身の込み上げる思いから、だけでなく

お母さんの手を握ったままになっている看護師の手。

なかなか離そうとしない・・・

 

私たち当事者は、子どもの死後も、

そのとき歩いていた道の、延長線上を歩いている。

当時、子と親に密に関わっていた医療スタッフは

久しぶりの再会でも、瞬時に、私たちが歩く道に合流し、

ぴったり気持ちを一致させるところが、すごい。

 

子どもの入院中、

共に喜び共に泣いてくれた、と親から聞いていた

そのときの様子が、私の目にも浮かんできた。