亡くなったお子さんたちに育てられる

2020/11/16

昨日、もう1つ思ったこと。

生きている子どもの親は、自分の子のこと平気でけなすが

それが美徳のひとつ、とでも思っているのだろうか?

手土産を「つまらない物ですが」と差し出すみたく。

 

亡くなった子の親は、ぜんぜん違う。

自分の子を、堂々と褒める。

控えめに言ったとしても、

褒めたたえているように聞こえる。

聞いていて清々しい。

 

しかも、大げさでなく、

ありのままの事実であるところが、すごい。

何度か考えたことがあるのだが、

亡くなったら美化されるのか?

いい面ばかり濃く残るのか?

 

どうも、そうではないようだ。

本当に、もともと、よく出来たいい子が多いのだ。

多いというか、いい子ばかり。

 

T子ちゃんは、

運動会に、行くことはできたが、参加はできなかった。

徒競走で友だちのHちゃんが1番になったこと

「やったー」「よかったね、よかったね」と喜び

全員が書く「運動会」という作文で、

Hちゃんが1等になった感動を綴っていた。

 

この話を、ずーっと以前のつどいで、お母さんから聞いてから

私は、自分がすさみそうになれば思い起こす。

お母さんは心が強くなって、お仕事も忙しくなったから

「つどい」には来られなくなったが

T子ちゃんという女の子と出会わせてもらったこと

お母さんにずっと感謝してる。