執行猶予ってむずかしい判決

2021/02/12

8日の日記に「給食メニュー」のことで書いた

交通事故で亡くなった8才の男の子の、裁判のことで

取材を受けているお母さんをテレビで見た。

 

執行猶予4年、に私も驚いた。

法定速度を守り、信号無視をしていなければ

こういう判決になるのだなあ・・・

 

お母さんは、「息子に報告できません」

と言われていた。

執行猶予が過ぎれば、何もなかったことになる、とも。

 

執行猶予が過ぎても、前科が消えるわけではないけれど

親の気持ちは収まらないなあ・・・

かといって、服役してくれたら収まるか、というと

そんな単純なものではないし、、、

 

裁判官は、最後にこう言ったそうだ。

「今回の事故はあなたが何をしても取り返しがつきませんが、

遺族の辛さを想像し、

これから行動で償うという覚悟で罪と向き合って下さい」と。

 

遺族の辛さを想像して行動で償う、って

すごく重い言葉に思えるし

すごく難しいことに思える。

 

ある意味、服役は、具体的で実際的。

それとは別のかたちで、罪と向き合って償うって

具体的に、実際、どうすればいいのだろう。

 

安全運転を心がける?

安全運転は、ほぼドライバー全員が心がけている。

それ以上のこととなると

毎日、故人に手を合わせる?

それは遺族もしている。

それ以上のこととは??

 

一生、毎日、犯した罪を猛省し、

安全運転に努め、故人に手を合わせ

出来る限りの善い行い(社会奉仕など)

も心がけて暮らす

あたりになるのかなあ。

 

それとも、もしかしたら

一生、自分の幸福については考えない

あたりになるのかな。

 

想像もつかない。

考えが及ばない。