悲しみから生まれた奉仕の精神

2021/04/01

昨日お父さんの愛の深さのことを書いて、

また別のお父さんのことが浮かんだ。

 

よく、家にじっといるほうが苦しい、と

働きに出るお母さんがおられるが

お父さんは、もともと外で働いていて

そのままだと苦しいのだろう。

 

あるお父さん、ボランティアに行くようになった。

仕事に月曜日~金曜日まで行って

土日のボランティア。

お休みの日がなくていいのかな?

と思ったが、動いているほうが楽だと。

 

しかも人の役に立てるのだから

「ありがたい」とおっしゃった。

 

通常「ありがたい」のはボランティアに来てもらう側。

このお父さんは、自分のために行っている感覚だから

行く先があって「ありがたい」と言う。

 

これこそが奉仕の精神ではないか、

と思った。

奉仕をし、感謝されて満たされる

というボランティアが多いが

「する」ことにのみ徹する姿に

とても清々しさを感じた。