見ず知らずの日本人が大金をくれる

2021/04/30

一昨日、日本語は、外国の人にとって難しいだろう

と書いたが、きょう私に届いたメールからも

そのことがよくわかる。

 

おそらく、日本人が書いたら、こんな内容かな?

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はじめまして

私は佐々木茂美と申します。

日本から来た理学療法士です。←ここも日本なのだけど

私は、世界中の貧困に苦しむ人々や、

親を亡くした子どもたちや、

社会的弱者とされる人々のために、

仕事を辞めて活動してきました。

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実際のメールはコレ

親愛なる、

私の名前は佐々木茂美さんです。私は日本から来ました。

理学療法士ですが、世界中の貧しい人々、孤児、

そして特権の少ない人々を助けるために、人類のために

自分の仕事を捧げ、犠牲にしています。

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日本から来たと、日本語で書いてあるが

いきなり自分を「さん」呼びする日本人。

 

よく日本語が難しいだろう、と思うのに

「お手紙」「ご住所」「ごゆっくり」

「1ぽん」「2ほん」「3ぼん」

など話題になるが、

本当の難しさって、失礼にならないか?

偉そうに思われないだろうか?と

空気を察知しながら書くことのように思った。

 

日本人が書く場合、貧しい人々、と書くかな?

孤児、とは書かない。

自分を「犠牲にして」も書かない。

 

気にし過ぎたあまり

店員さんが「~でよろしかったでしょうか」と

過去と現在が混ざったり

既に成っているのに「~になります」と渡されたり。

でも、日本語としてはおかしくても

気を遣っていることが伝わって、よしとされている。

 

と、まあ、いろいろ考えたが、

このメールの結論は

遺産から、私に大金をくれる、というもの。