黙ったままだった理由がわかってきた

2021/08/05

昨日のつづき

ダンナが最初に出勤した日のことは

私も覚えている。

お葬式の3日後ではなかったか?

え!もう行くの?と言った。

 

何日も休ませてもらって迷惑かけたからと。

突然意識を失ったので、突然休んでいた。

とはいえ早すぎると思ったその日朝に、

視界が白黒になるなんてことが起きてたとは。

 

いつも通り駅まで自転車こぎだして

えっ!と、止まったらしい。

ぐるっと見渡したら、空も木の葉っぱも

すべてが白黒写真で

え?何で??

 

しばらくじっとしていたら色が戻ってきた

らしいが、その時どう思った?と尋ねると、

うわ、壊れた、どうしよ

と思ったらしい。私は絶句。

 

「まあ壊れるよ。

あゆみちゃんが亡くなってしまったんやから」

 

これには同感。大きくうなづく。

それにしても、

こころに相当なダメージを受けながら

何も言わない何年間かだったなあ。

 

仕事は一日も休んでいない。

言葉にすると、仕事もできなくなるとか、

さらに壊れそうに思うタイプの人は

いるから。

 

でも黙ったままになることが

もう、あんまり考えないのかな?とか

話さなくても平気なんだ、とか

家族に誤解を与えたり、淋しくさせたり

って

今更言っても仕方ないけど。