Facebookも貴重な遺品になる

2021/11/19

ドライブレコーダーに、亡くなった家族の声や

車の前を歩く姿が残っていることがあり

遺族にとって貴重な遺品になることは、知っていたが

Facebookも、同様に

遺族にとって貴重であることに気付いた。

 

年配のお母さんが、スマホを持つようになって

使い方がよくわからないので、スマホ教室を受講された。

そのことがきっかけで、SNSが身近なものとなり

そうなるとFacebookにも行き着く。

 

亡くなった娘さんがFacebookをしていたこと

年配のお母さんは知らなかった。

名前を入れたら、出てくるので

元気な娘さんと、思いがけない再会に。

 

何年も前に亡くなっているが、

SNSの中では、生前の日々が、

ありありと綴られ、生き生きと映し出される。

親が見ていない嬉しそうな表情や、

お友だちとの楽しそうな様子も

昨日のことのように出てくるだろう。

 

大きなお子さんが遺すものは

小さな子どもと随分違いを感じる。

私は対面のお付き合いが好きなので

SNS、ほとんどしないのだけれど、

こういう話に、急にSNSが温かいものに思えた。

 

お母さんは、スマホ教室に行ったことを

「娘が背中を押してくれた気がする」と

独特な解釈。

 

ほんと、そうなるよね。

きっと、そうだ。

お母さんに、プレゼントを届けたくて。