何のために看護師になるのかなあ

2021/12/02

昨日書いた、大学の先生からもらった手紙を

10年振りに見つけて、読んだのには理由があって

学生さんの感想を先に読み

1枚の感想に、考え込み、しんどくなり

大きな封筒ごと、閉じてしまっていたからだ。

 

その感想は、このように書いてあった。

 

こういう講義もいいかもしれないが、

あえて言わせていただくとするならば

我々が聞くべきなのは、心の声ではないように思える。

あまり叙情的で感情的なことを言われても

それを最善の形で活かすのは難しい。

悲劇のヒロイン的に語るのでは、どうも・・・

心を動かされる人は多い講義だったかもしれないですが

それが今後、医療に良い効果をもたらすかと言えば

謎です。(個人的にはね)

 

どういう授業をすればいいのか、考えていると

しんどくなっていった。

医学部ではない。看護学部。

私、心の声を聴いてとは、言ったことないけれど

お医者さんにも、患者の心の声を聴こうとする人

たくさんおられ、私たちは心を救われている。

 

手術室の看護師さんでも、

最初は意識あるし、全身麻酔をしない場合もあるので

手術室に入ってから、とても気を配ってくださる。

先日の手術室でも、そうだった。

 

結局、こういう心が通わない

冷たい言葉を本人に向けるような人は

ほんのわずか。(70人のクラスに1人だけ)

 

でも、いくら割合が少なくても

その人に当たる患者は、いるわけで

当たった人には、きつい。