初対面の犬に飛びつかれて固まる
2021/12/29車の中から犬の散歩を見ていたら
犬と目が合った。
というのは私の思い込みとも思ったが、
まだずっと私を見ていて
飼い主を引っ張るようにこっちに来るので、
車から降りた。
そしたら凄い勢いで走りだし
リードが飼い主の手から外れてしまう。
どした?どしたらいい?!?
私、犬を飼ったことも、触ったことすらない
ので後ずさり。
しっぽをすごく振っているから
何となく、両手を広げてみた。
すると飛びついてきた。
わけワカラナイまま
犬の興奮状態に、私も興奮?私は緊張?
飼い主さんが追いつき、制するも止まらず
私の周りをくるくる回って
また飛びつき、
前足をかけたままになった。
飼い主さんに確保され、えらく謝られ、
遠ざかっていく姿を見送りながら
今あったことは面白ろかったし
ちょっと嬉しいハプニングだったのに
私は真逆の表情を呈していたと思う。
あの言葉がよぎり、よぎっただけでなく
本当のことなんじゃないか?
と思ってしまったから。
あゆみが亡くなってすぐの頃
あまりに意気消沈している私を
近所の奥さんが、励まそうと思って言った。
「きっとまた会えから。
誰か身近な人のところに産まれるとか
近くの犬になるとか」
どっちもいやだ、と思った。
犬になるわけないじゃない。
でも、、、あゆみがいつも両手を仰いで
抱っこをねだった姿と重なってしまう。
いやいや、あゆみじゃない。
あゆみなわけがない。
じゃあ、誰?
88才で亡くなった私のおばあちゃん
ということにしておこう。