子どもと生きた家で全うする

2022/03/03

子どもの頃から知っている

近所のおばさんが、亡くなっていたことを

きょう知った。

高齢で、よく入退院されていたので

また入院と思っていた。

 

私が子どもの頃は、4人家族だったが

息子さんが亡くなられてから

ほとんどお付き合いがなくなり

娘さんは嫁がれ

ご主人が亡くなられ

それから一人で暮らされた。

 

娘さんは、時々訪ねて来られて

同居を求めていたようだが

一人暮らしする意思を貫かれた。

 

お母さんは、一人がいいと思っていたのでも

娘さんに遠慮があったのでもなく

息子さんと暮らしたその家を

離れたくなかったんじゃないかな?

 

だから

遂に果たした

という感じがした。

 

とても物静かな人だったけれど

あゆみが亡くなったとき

「つらいね。わかるよ」

と言ってくれた、あのときの目。

ずっと私の目の奥に残ってる。