遭難しそうになって我にかえる

2022/03/25

どこのスキー場もそうだが、天候が変わりやすい。

朝は晴れていたのに

昼には雪になり

吹き降りになって

北海道のスキー場は広いし

どこにいるのか、わからなくなってしまった。

 

山頂から隣のスキー場に来ていたので

もとのところに帰らないといけないのに

風が強くなったために

なんと、リフトが止まってしまっていた!

 

うっそーーー

 

スキーで登るしかない。

板を外したら、雪がすごくて、ごぼごぼ沈む。

吹雪で前が見えないけれど、標識を探しながら

どうにか帰れる、と思ったとき

目の前に現れたのは

先ほどの、止まってしまっていたリフト。

どういうわけか、戻ってきてしまった。

 

脱力してしまう。

こうして遭難て起きるんだ・・・

 

また登って、

人の姿は、ぜんぜんなくなっていて

また道に迷ったらどうしよう・・

不安でたまらなかったが

必死で帰り着くことができた。

 

ホテルに帰ってきたら、足ぱんぱん。

お風呂のあと、吸い込まれるように、

マッサージ屋さんの部屋に転がり込んだ。

 

女性のセラピストさんで、

私の体のこと、いろいろ教えてくれた。

疲れている、というよりも

体が冷えていること。

確かに。平熱は36度ないもの。

 

教えてもらった、すぐにできることの1つが

毎日ラジオ体操をすること。

ラジオ体操って、

体を温めるように仕組まれているそう。

ぶらぶらやらないで、ちゃんとすれば。

 

淋しさは、体を冷やすのかもしれないな。

やっぱり「いないよぉ」って思うから

どうしても淋しいのだけれど

体は、温かく暮らせるようになりたい。