美容室で老後を想いながら瞑想した
2022/05/13一昨日書いた、私のおばあちゃんは
親友だった隣のおばあちゃん亡きあとは
親戚でもないのに、隣のおじいちゃんのお世話もし
自分にお世話が必要になった時には、私の母がお世話し
母にお世話が必要になった時、私がお世話した
が!私には娘がいな~い
と日記でも嘆いたあと、いつも
「いいさ。どこかいいところに入所するもん」
と折り合いをつけてきた。
ところが、
きょう、その「折り合い」が揺らいだ。
美容室で、横に座ったお客さんのお喋り
いやでも耳に入ってくる。
どこの施設かは分からないが
守秘義務もなにも、あったもんじゃない。
「石おんな」がいるらしい。
どうしたって動かない、動かせられない老婆。
いろんな妖怪みたいな通称の入居者がいて
私も、どれかに、なるかも・・・
と落ち込んでいっていたとき
興味深い話が始まった。
亡くなる前に、
ほとんどの人が、いい人に、なるらしい。
言うこと聞かず、無視したりしてきた人が
気持ちよく「はい」と言ったり
不愛想だったり、偉そうだった人が
「ありがとう」と言うようになったり。
そうすると
「近い」ということらしい。
やっぱり、違う!
私が出会うのは、お子さんを亡くされた方ばかりだが
亡くなった子どもたちは、
みんな、全員、
元々いい子なのだ。
これは100%と言える。
病気になって、人が変わったとか
何かを悟ったよう、といった話は、
大人でしか聞かない。
小さくても
もともと悟っているような
親より先というか上、を行っていたような子も多い。
すごいよ、やっぱり
と思って、いろんな子のことを考えていたら
私は、誇らしい気持ちになった。
ひとときの瞑想から
現実に引き戻されたとき、
石おんなの話は続いていて
「まだ動く気配がないから、まだまだ生きる」
と言われていた。