あゆみと暮らした家に1回入ってみたい

2022/06/30

子どもが亡くなったあと、転居を望む人は少なくない。

私自身は、家を売り払ったことを日記にもよく書くが

実際は、思いとどまり、そのまま住む人がほとんどだ。

 

中には

転勤というかたちで転居する場合がある。

こういう方たちは、

ご本人の意向と、会社の指示が、合っていたのだろうか?

よくわからなかったので、尋ねてみると

それで救われた、みたいにおっしゃるので

ご主人が願い出てくれたのかな?

希望を汲んでくれる会社も優しいな

と思うようになった。

 

だからといって、お子さんと過ごした家には

大切な思い出もあるだろうし・・・

と思っていたところ

あとで見に行っていることなども知った。

 

やっぱりー

私も、あとで見に行ったもの。

でも他人が住んでいて、家には入れないから、

よく行ったスーパーとか

入れるところに入ってみて、

この売り場で、どうだった、とか

この店で、よく何を買った、とか

それを食べさせると喜んだ、とか

思い返したいから行ったりするって

みんな、おんなじことするんだなあ。

 

いまも、あゆみと暮らした家の、土間のタイルも

下駄箱の木目まで目に浮かぶ。

ハイハイ勢いつきすぎて、落ちて顔を擦りむいたなあ。

 

こういうことを思い返したのは、少し前のことで

昨夜は何も関連なかったのに

夢を見た!

夢を見ること、めったにないのに

目が覚めたのは、明け方で、

すごく嬉しかった。

 

ここで思い出したことがあって、

グリーフケアで夢を扱うグループがあり

寝る時は枕元にメモ帳を置く、と言っていた。

また眠ったら、忘れるということだ。

なのでメモした。「上新庄の家に入れた」

 

(長くなるから、また明日)