たちの悪さは悪人に限ったことではない話

2022/08/10

交通違反の取り消しを求めた人の、つづき。

依頼を受けた弁護士は、個人情報に触れないように、

警察との交渉を公表している。

 

私が驚いたことは、大きく3点。

取り締まった警察官は、

道路交通法を正確に覚えてはおらず、

横断を「妨げてはいけない」のことを

妨げていなくても、違反、という認識だった。

 

妨げていない証拠のドライブレコーダーを見てください

とお願いすると

「見ません」と言って、見ない。

 

弁護士が、警視庁に問い合わせて、

これは違反に当たらない、という見解を得ても

違反の取り消しをしない理由として、

本人が、その場では認めたから。

 

一貫して取り消さない姿勢は貫かれ

「では事後否認でも構いません。あとは裁判で」

と結論付けられてしまった。

 

うわー そうなのか。

警察に、一旦認めたら、取り消しは無理

ということ・・・

 

ぜんぜん関係ないけど

チカンと間違えられた人が、よく逃走するけど

捕まったら最後、と聞く話、本当なのかもしれない。

でも、逃げて捕まったら、さらに大変だし

どうすればいいんだ・・・

 

あ、チカンじゃなくて、交通違反だった。

このケースでは、弁護士が手を尽くし

結果的に、違反は取り消された。

すごく粘って達成できたことで、

一般人には、そんな気力も知識もないよ。

 

警察には助けてもらうし、お世話になるし

感情や人情だって、あるのだろうけど

なんだろう・・・ 警察の倫理って。

とにかくこの一件では、

こわい、という印象だけが強く残った。

 

よく「たちの悪い人に絡まれないように」

と言うが

たちが悪いのは、悪人に限ったことではないなあ。

そして、

たちが悪いの「たち」は、漢字で書くと

質(たち)という文字。