よく孫ほど可愛いものはないと聞くように

2022/11/19

きょうは終日、研修を受けていた。

私が普段接するのは、子どもを亡くした親なので

そのグリーフケアについて深めなければならないが、

研修の多くは、遺族全般をとらえ、考えていく。

 

それでも、ほとんど扱われてこなかったのが

「孫の死」だった。

 

祖父母も、孫を亡くすととてもつらい。

その子が愛しくてたまらなかったから。

ところが、

感情の表出は、親ほど見られない

とされている。

 

このことを、

これだ!と思う言葉が

「自身の悲嘆が脇に追いやられる」だ。

 

なぜなのか?

それは

亡くなった子(孫)のことだけでなく

亡くなった子の親(わが子)のことがあるから。

 

子どもを亡くしたわが子の悲しみへの

無力感からも。

 

もう私には両親ともいないけれど

まだご健在の高齢の親御さんに

さらに長く、元気でいていただきたい

と願った。

 

あなたの無力感は

冬がずっと続かないように

いつの日か、

きっと雪解けの時期を迎えるはずだから。