遺族会でもう会えなくなる事情いろいろ

2022/11/26

研修担当で、よその遺族会に行ってきた。

この日をとても楽しみに暮らされている

独居になられた高齢のご主人が、

きょうは欠席だったので、あれ?

と思っていたら、

倒れられた、とのこと。

やはり心臓だ・・・

つらさに耐えているからなあ。

 

よそから行っている私でさえ

胸にぽっかりと穴が。

 

子どもの遺族会との違いを、よく感じるが、

当会では、ご病気されている、と聞いても、

また元気になられて、来られる。

けれども、多くの遺族会は、

高齢の方が中心で、病気になられると、

そのまま会えないのが普通のようだ。

 

生きている者同士でも

突然の別れになってしまう。

 

また、当会では、「卒業」というのは、

生活の変化によるもので、

いわば発展的なもの。

一方、高齢の方が多い遺族会では、

ご遺族も、人生の卒業を迎えていく。

 

私たちの会のなかでは、なかなか実現しない、

「早く行きたい」「早く会いたい」が

叶うのが速いと言えるかも知れない。

 

遺されるものは、淋しいけれど、

ご本人は喜んでいるかも。

杖をついて遺族会に来られていた方が、

駆け足で会いに行く姿が、目に浮かぶ。

 

だから、最近では、

年配の方が多い遺族会に行くと、

終って、さよならするとき、

また会えますように、と願い、

でも1回1回を

丁寧にお別れするようになった。