母は母、私は私、と思えるようになった

2023/01/05

そろりそろり開いた、母の成績表。

尋常高等小学校という

ドラマで聞いたことのある学校から始まる。

 

成績は、予想どおりで、

100点満点の時期には、95点以上が並らび、

漢字表記になると、秀と優。

何枚も出てくる「級長ヲ命ズ」の厚紙。

私の時代でいう学級委員長だな。

 

私は、そういう役をしたことがないし

成績も良くないし、、、

じーっと母の成績に見入っていたら

いとこが言った。

 

「裕子ちゃんは、音楽は、いつも5やったやん。」

うん、音楽だけ。

「おばちゃんは、おばちゃん、裕子ちゃんは、裕子ちゃん」

って励ましてくれる、いとこ。

さすがだ。

 

通知表からわかった、母と私の決定的な違い

それは、

欠席がずっと0の母と

しょっちゅうズル休みしていた私。

 

母は、朝早く出勤するので

私はそのあと、おばあちゃんに

「なんか、しんどい」とか言い、

「それは大変!きょうは休もう」と言ってもらい

おばあちゃんと過ごすことが、大好きだった。

 

こども時代の、いい思い出は、とても大事。

おばあちゃんに甘やかされたけれど

仕事をし始めた頃には、もう、

私は休まなくなっていた。