お金には変えられないけれども安すぎる
2023/01/07最初、この記事の意味がわからなかった。
出産の分娩時に、バランスボールに乗せられて転倒
って、一体どんな分娩?
読み進めると、
いくつもの疑問点が浮上する。
バランスボールをするように指示があり
転倒してしまい、子宮が破裂、
帝王切開で生まれた男児は、重い障害を負った。
帝王切開の際、ガーゼ―を体内に置き忘れ、再手術。
一命をとりとめた男児であったが、
1才7か月で亡くなっている。
この裁判で、クリニック側がミスを認め、
謝罪し、和解したという記事だったが、
その解決金に驚いた。
ものすごい金額になるのではないだろうか?
と予想したが、
130万円。
医療ミスだけでなく、
子どもが一人亡くなっているのに
桁を間違っているのではないか、と私には思えた。
一体どういうことなんだろう。
過去の報道をたぐっていくと
両親が訴えを起こしたのは、2018年だったから、
4年以上争っていたのだ。
9000万円の賠償を求めていた。
さらにさかのぼり、
事故が起きたのは、2013年のことだという。
10年近く苦しんだ果ての和解だったのだ。
そんなに長くかかると、
もう金額ではなくなっていくのかなあ?
非を認めて、子どもに謝ってほしいという、
気持ちだけになっていくのかもしれない。
もともと、両親の気持ちと目的は、
そこにあったのだろうけれど・・・
医療裁判が、いかに大変か、よくわかる。