火事でも災害でも逃げられない検査
2023/02/09お薬から苦味をトルこと
そんなに難しいのだろうか?
と先日書いたが、
この検査から、騒音や爆音をトルことも
そんなに難しいのだろうか?
きょうは大きな病院でMRI検査の日。
大層な検査だが、このところは「腰」のこと。
ずっと以前は癌のことで受けていたので、
当時を思えば、患者は患者でも、
境地はぜんぜん違う。
検査着に着替えて、順番を待っていたら
着けていたマスクがなくなった高齢男性、
看護師さんも一緒に探している・・・
一人で着替えることが難しい高齢女性は、
「ご家族は?」と聞かれているが、
そのことが分からないご様子・・・
ぼーっと見ていたら、順番がきた。
MRIの機械に入る前に、言われた。
「20分ほど、じっとしていてください。
ゴソゴソしないように」
私は何度も受けているから、知ってる。
でも、あの方々、
ゴソゴソしてしまいそう。
じっとしているのは難しいかも・・・
だって、狭いトンネルに吸い込まれていくと
ほどなく
ビー ビー ビー ビー ビー ビー
と火事を知らせる(ような)ブザーが鳴り、
不安が高まるなか、次は、
絶え間なく、けたたましく
ブーブーブーブーブーブーブーブー
とサイレンも鳴りだす(ような)状況で、
これを逃げださずにいられようか?
病気も怪我も、入院でも、通院でも、
体力が必要だ、とよく思ったが、
体力以上に必要なのが
認知かもしれない。
何のためにさせられているのか?
わからなければ、とっても苦痛だろう。
検査も治療も。
でも、みんな、
楽になりたいんだよ。
長く生きたい、よりも
楽にしてほしい。
私も。