めちゃめちゃ熱い「ぬる湯」を体験

2023/03/13

2つ目に行った温泉でのこと。

シャワー、シャンプーやボディーソープ、

洗い場の椅子、ドライヤーなどないのは、

13ある野沢温泉どこも同じようで、

さらに、どこも同じなのは、

お湯がめちゃめちゃ熱いこと。

 

2件目に行った温泉は

「ぬる湯」と「あつ湯」2つの浴槽があり

もちろん私は、「ぬる湯」に入ろうとして、

それでも足をつけただけで、飛び出た。

 

一応「あつ湯」に手を入れてみたら

手だけでもムリだった。

そのとき目にしたのが、

80代?90才くらいかもしれない地元の老婦人が

あつ湯のお湯を、ざぶざぶ頭からかけて

髪の毛を洗っている光景。

見とれていたら、微笑み返してくれた。

 

そのとき、男湯で、

熱つ!熱つ!熱い!熱い!熱つーーーと、

何人かの中年男たちが、次々と悲鳴を上げ

酔っぱらっているのか、はしゃぎ続けたので、

老婦人は、「静かにー」と注意を促した。

聞こえなかったようで、

こんどは大声で「静かに入りなさい!」

と一喝し、男湯、急に静かになった。

 

威厳を感じるとともに、そうだなあ、と思った。

自然の恵みをいただく、熱い熱い野沢温泉を

神聖な気分で「ぬる湯」に浸かった。

 

女湯には外人観光客がいて、

共同浴場がない国の人だろう。

しかも熱湯ほど熱いし、

どうすればいいのかワカラナイ様子だったので、

私は自分がしたように、

おけにお湯を汲んでから、蛇口で水を足して、

と教えてあげたのだけど、その人、

蛇口で水を入れて、浴槽のお湯を汲んだから

熱いお湯をかぶってしまい、

オー!となったのだけど、

さっき叱られたこと知ってるから

声を押しころして、目だけパチパチしていた。