まさか亡くなるなんて誰も思わないこと

2023/03/30

京都の保頭川下りで、船が転覆したが

ちょうどこの季節、乗りたいと思っていた。

人気のトロッコ電車と合わせて

紅葉の時期に予定しかけ、時間がとれず

じゃあ桜の時期に!と考えていたのだ。

 

たまたまスキーに気をとられ

予約が遅れていたなか、事故は起き

乗ってたかも!とさえ思った。

 

乗客全員が川に投げ出されたが

子どもも含め、全員助かったのに、

船頭さんだけが亡くなったことが

なんだか不思議に思える。

 

投げ出された乗客を

助けようとして、力尽きたのでは?

と思えてならなかったが、

実際はそういうことではなかったようで、

こういう状況って、複雑だなあ。

 

誰も亡くなってほしくないが

もし、客が亡くなって、船頭さん助かったら

助かった船頭さん、死ぬほどつらいだろうし

でも、家族は、生きてて良かったと思うだろうし・・・

 

そういう立場って

人命救助の仕事の人、だけではないのだなあ。

 

栃木県の那須で、登山実習中、

高校生と引率の先生が雪崩に巻き込まれた事故から

今月で6年になる。

 

3日前に行われた追悼式では、

29才で亡くなった先生のお母さんが

「皆さんを忘れることはありません。

私たちと生き続けます。

そして、輝き続けます」

と追悼の辞を述べられた。

 

いい言葉だ。

 

お母さんも、若い息子さんを亡くして

つらいだろう。

まさか、命までかかっている職業とは

思っていなかっただろう。