よその子の誕生会はうつむいていた

2023/06/23

「いい人すぎるよ展」というのがあるらしい。

この土日に東京で行われるようだが

来週だったら行っているのになあ。

 

どういう人のことか、

いくつか例に挙げられていたのは

電話なのにお辞儀をしている人、とか。

 

いるいる。

でも、その姿は見えなくても、きっと誠意は

相手に通じると思うな。

足組んで、肘ついた姿勢で謝っているのだって

電話でも伝わる気がする。

 

ほかの作品では

この人は、どういう「いい人」なのか?

イラストから想像するタイプの出展もある。

 

レストランで、小さく拍手している人

 

何の拍手かというと、

ほかのテーブルで、誕生日のお祝いをしているから。

 

こういう場面に、私も出会ったことがある。

近所にあった不二家のレストラン。

店内に、ハッピーバースデーの音楽がかかって

お店の人が祝ってくれる。

 

多くのお客さんが拍手していたけれど

私、してたかなあ・・・

 

ずっと前は、していなかったように思う。

急に悲しくなって。

うつむいて、泣いていたかもしれない。

 

そのうち、周りの人に合わせて

拍手するようになったけど

見ないようにしていた気がする。

いや、見れなかったのだった。

 

そうしているうちに、

不二家のレストラン、

閉店になってしまった・・・

大好きだったのに。

 

イラストにある「いい人」は

お店あげての誕生日会ではなく

よそのテーブルの人のお祝いが、たまたま目に入り、

控えめにお祝い

といったシチュエーションだろうか。

 

思い返せば

悪い人までは、なっていかなかったように思うが

「いい人」ではなくなってしまった感

長く続いた。

他人の幸福に対し。

 

今は、というと、、、

けっこう、まだ、ある。