七夕の笹飾りが淋しいものに思えていた

2023/07/09

すっかり壊れてしまった腰を治し、

治すだけでなく強くするために

可能な限りスポーツセンターに行っている。

 

先月のいつ頃からか

ロビーに大きな笹が立てられ

日を追うごとに短冊が増えていたその笹が

(昨日は休んで)きょう行ったら

姿を消していた。

なんだかホッとした。

 

いつも遠目で見るだけだった。

私は七夕の笹飾りに、つらい気持ちになる。

なぜだろう?

たぶん、病院の笹飾りの話を聞いたときからだ。

 

病院にも七夕の季節には笹が立てられ

小児科に通う子どもたちや

小児病棟に入院している子どもたちが

願いごとを書いた短冊を、結び付ける。

 

何て書くんだろう・・

病気が治りますように

だったりするのだろうか・・・

 

治る子はいい。

願いはかなう。

 

治らない子の願いは

一体どこへ向かっていくのだろう。

 

そのことが気掛かりで

七夕の笹を見ると、気持ちが沈むようになった。

なので、

ロビーから姿を消して、ほっ。

 

あ、違ったかも?!

はたと気づいた。

治らない病気で、亡くなっていった

小さい子どもたちは

そんなこと知らなかったかもしれない。

 

だったら、案外、

~~がほしい とか

~~になりたい とか

ふつうに書いて飾っていたのかも。

 

ふつうに願って

ふつうに楽しんでくれていたら

良かったな。