救急隊はみんな疲れているのかもしれない

2023/08/03

救急車による事故の記事が2つあった。

1つ目は、気の毒に感じ、

2つ目は、心なく感じた。

 

1つ目の記事は

救急車が電柱にぶつかって大破している。

患者を搬送したあとで、

その前には火災現場にも出動しており

疲れが出たとみられている。

時刻は、午前5時台。

夜通し働いていた様子がうかがえる。

 

2つ目の記事は、

気管に痰をからませて心肺停止の80代男性を

ストレッチャーに乗せて救急車に行くまでに

患者を頭から落としている。

玄関先のスロープというから、コンクリート上だろう。

気をつけて運べば回避できたと思われる。

時刻は、午前9時台。

 

病院に搬送後、この男性は亡くなっているが

落下と死因に因果関係はない

と発表された。

 

この男性は、コンクリートに頭をぶつけたから

亡くなったのではない、としても

とても胸が痛む。

 

すでに心肺停止だったから、

痛いとは感じていない、としても

やはり胸は痛む。

 

頭を強く打って、

脳挫傷になっていたかもしれないし、

首の骨が折れたかもしれない。が、

その検査はされなかっただろう。

男性の身に起きたことは、飽くまで、

痰が絡んだ

そのため息ができなくなって心肺停止。

 

家族はどう感じるだろう。

苦しいうえに痛かったんじゃないか?

人生の終わりに、頭らか落とされるなんて・・

 

家族や近しい人は

意識がなくても、亡くなっていたとしても

人格のある「ひと」として見るので

こういう扱いをされてしまうと

心におもりを抱えてしまうかもしれない。

 

2つ目の記事のほうも

朝から「疲れていたから」

という事情、あったのかなあ。