「この子も失うのでは」と思っただろう

2023/08/31

「救急車乗り逃げ」という記事の見出し

意味不明だった。

仮病で救急車を呼んで、ある程度乗って、

途中で姿をくらました

という話か?と勘違いした。

 

そうではなく、

救急隊が、119番した人の家に行っている間に

救急車を盗んで、乗り捨てた、という事件。

これはひどい。

たまたま搬送せずに済んでいたようだが

重症者だったら大変だった。

 

救急車の適正利用を呼び掛けるようになったが、

心がけている人のなかには

不安や恐怖とせめぎ合っている人がいる。

 

先日も

お子さんを亡くされたお母さんが

下のお子さんの意識がもうろうとしていて

パニックになりそうだったが

救急車を呼ぶか、自家用車で行くか、悩んで、

救急車を呼んだが

結果的に何事もなかったことで、

申し訳ない気持ちになったという話を聞いた。

 

それは結果の話で

きっと「この子も失うのではないか!」

と思ったのではないだろうか・・

こうした恐怖は相当なもの。

 

自重したり、申し訳ない気持ちになったりするのが、

本当に深刻な事態を知る人であるところが

涙ぐましく思える。