死ぬほど働かされるほどつらいことは

2023/09/02

ニュースで、過労死した医師のご遺族が

厚労省に陳情し、会見している場面を見た。

60才くらいの女性で、

ご主人を亡くされたのだなあ。

ベテラン医師だっただろう、と思ったとき

「〇〇〇〇の母です」

という言葉に息を呑んだ。

 

このお母さんの息子さんというと

何才?!

26才だった・・・

 

新聞の記事によると

自死に至るまで3カ月以上休日がなく

直前1か月間の時間外労働は

国の精神障害の労災認定基準(160時間)を上回る

207時間だったという。

 

ひどすぎる。

うつ病、発症するよね・・・

 

大切に育てた子どもです

というお母さんの言葉、胸に刺さった。

ほんと、そうだと思う。

 

大切に大切に育てられて

人の役に立ちたいという心が育って

勉強がんばって、医師になって、

なるなり壊されて、、、

 

会見の席で、隣に座っていた女性は

過労による自死で亡くなった小児科医

中原利朗先生の奥さんだった。

あゆみが倒れたとき、小児科で受け入れ先がなく

そのときの私は、小児科は、夜ももっと稼働してほしい

という思いが込み上げた。

 

でも、

過労死するほど働き続けてほしいなんて

思うわけなどなく

もう何にも言えない気持ちになったのだった。