尋ねてすることと黙ってすることの違い

2023/11/14

昨日書いた、片腕の青年のYouTube

いろいろ考える要素をもらえる。

 

初めて行くラーメン屋での回。

食券を買って、カウンターに座ると

20代の、金髪、いかつめ、のお兄さんが

ラーメンを作っていた。そのお兄さんが

「お水です」と持ってきてくれて

「ライスいりますか?」と聞かれて

ライスは無料と知り、

そのあとラーメンを持って来てくれた。

 

食べているときに、ほかのお客さんを見たら

全員、セルフでやっていた。

お水も、ライスも、ラーメンを受け取るのも。

その「いかつめ」お兄さんは

彼の片腕がないのに気づき

ぜんぶやってくれていた。

 

このことを、「何がすごいって、

~~しましょうか?とは聞かず

黙ってやってくれていたこと」

と彼は言う。

 

そうなのかー

よく、支援は、本人が望むことをする

尋ねながらする、という考え方が示される。

 

確かに、そういう行動のありかたも大事ではある。

何が違うのかなあ・・ と考えると

選ぶ、ということがほとんどない場合

黙って、そっと、すっと、する

がいいように思う。

 

水は必ず必要。

ラーメンも必ず必要。しかも重くて熱い。

ライスだけ、意向を尋ねてくれている。

 

尋ねてから行動すると良いのは

選択の余地がある場合であり

尋ねる必要のないことは

黙って、そっと、すっと、するほうがいい

ということ、改めて気づかせてもらった。

 

つまり

はなから「ありがとうございます」「すみません」

などを求めていない人。