ひどいことを考えたからこんなことに

2023/11/27

昨日、ベビーカーと子どもを連れたママのことを書いたが

私にもそういう時期があった。

あゆみをベビーカーに乗せて

電車を乗り継いで、出かけていた。

 

当時は音楽の仕事をしていたので

自分のレッスンに通うのも不可欠で、

重い楽譜を背負い、おむつ等は斜め掛けし、

ベビーカーに乗せて出かけるも

電車に乗るには、階段ばっかりで

抱っこひもで抱っこし、大きいベビーカーを畳んで抱え

またベビーカーに乗せても、

電車に乗る時は、また抱っこひもで抱っこし

行き着くまでにへとへとだった。

 

帰りは、混雑する時間にさしかかってしまい

畳んでいるベビーカーを「じゃまやなあ」と言われ

ぐいぐい奥へ押され

泣き出さないかひやひやしながら

私、思ってしまった。

 

何でこんな思いせなあかんの・・・

 

それは、子ども連れに無理解な世間に対して

ではなく

自分の胸元にぶら下がっているあゆみに。

 

こんな暮らしがいつまで続くんやろ?とか

早く大きくなってほしい、とか

日の暮れかかっている窓の外を見つめて

ひどいことばっかり考えてしまった。

 

あんなこと考えたから

取り上げられたのか、と

ずいぶん悔やみ、申し訳ない気持ちを持ち続け

だから私は

小さい子を連れた人を見ると

いろんな意味で涙が出てしまう。

 

がんばって!!と思う気持ちと

このときを大事にね、という気持ちと、

消え入りたいような気持ちと

たまらなく羨ましい気持ちとで。