「かわいそう」と「かわいそうな」の違い

2023/12/31

「あゆみちゃん、かわいそうに」と

「あゆみちゃんはかわいそうな子」で

私の場合、上は温かい言葉として聞こえ

下は、けなされているように聞こえる

その違いはなにか?考えている。

 

「かわいそう」自体に問題があるのだろうか?

この言葉の意味は、

かわいそう=同情の気持ちが起こるさま

 

さらに品詞で見てみると

「かわいそう」だけでなく

「かわいそうに」も、「かわいそうな」も

すべて形容動詞で、同種。

 

なのに、なぜ私にとっては、

「あゆみちゃん、かわいそうに」と

「あゆみちゃんはかわいそうな子」では

伝わる意味が変わるのだろうか・・・

 

ここからは私の推測だけれど

「あゆみちゃん、かわいそうに」と言ってくれた人は

あゆみという(素晴らしい)子どもに

かわいそうな事が起きてしまった!と、

その人の気持ちが動いた。

 

「あゆみちゃんはかわいそうな子」

と言う人が、もしいたとしたら

あゆみの素晴らしさは帳消しにして

「かわいそうな子」と位置付けている。

 

かわいそうな事は起きたけど

素晴らしい子だったんだよ

これからも素晴らしい子なんだから

と反論したくなるような・・

 

つまり

子ども自身を冒すことなく、

起きた事について、子どもの外側で言っているか

子どもの全容を冒してしまうか

の違いがあるように思う。

 

でも、私は言葉には気をつけて

どんなことが起きたお子さんに対しても

かわいそう

は言わないようにしないと。