「苦しくなかったよ」と言って貰おうと

2024/02/27

亡くなったわが子の気持ちを知りたい

ということも、お母さんたちとよく話題になる。

知る方法は、あるのかもしれない。

たとえば

亡くなった人と交信できる能力をもつ人が

いると聞くから。

 

以前の私なら

そういう人を探して

「私の子を見つけて、聞いてください」

と頼みに行っただろう。

 

でも、頼みに行かなかった。

 

気持ちを知りたいことは、今も変わらないが

本当のことは、知ることできない気がしてきて。

 

それは、

尋ねてほしい、と頼む私の

頼み方に問題がある気がして。

 

「あゆみは、独りで寝かせている間に

病気を発症し、帰らぬこととなりました」

というあたりは

前提として話す必要があるように思う。

そのうえで

「こわい思いをさせてしまったうえに

苦しい思いもさせたのではないか?

どうなんでしょう」

と話してしまう気がする。

 

そしたら、

「眠ったまま行ったそうですよ」とか

「だから苦しくなかったそうですよ」

と返ってくるんじゃないか?

 

で、何より問題なのは

その言葉を求めて訪ねて行く私なんじゃないか?

 

親を悲しませないように、ではなく

本当のことを教えてほしい

と、私は本当に思っているのだろうか・・

 

そういうこと

ああでもなく、こうでもなく、

ぐるぐるしているようでは

何を言われても

ちゃんと受け取り、腑に落とすことは

無理なんじゃないだろうか・・・

 

結局、行けずじまいで

教えてもらうことは、断念。

なので

自分なりに繋がりかたを模索するしか。