今ある幸せに気付くのはなかなか難しい
2024/04/176日前に書いた、無理心中のこと
一酸化炭素中毒から母親は回復したようで
また報道されている。
2人の子どもの、殺人容疑で逮捕された。
自死の是非に私は言及しないようにしていて
亡くなった人の耳には入らないが、
言葉のすべては遺族の耳に入るから。
大切な家族を失ったつらさに加えて
周囲からのさまざまな言葉まで
受け止めなければならないつらさを思うと
胸がつまるから。
ところが、自死して亡くなるとは限らない
と改めて思った。
不自由な体になる人もいるだろうし
今回のように、
子どもだけ亡くなる人もいる。
可愛いい子どもが2人もいて
それでも生きていけなかった人が
子どもが2人ともいなくなってしまって
この先、生きていけるのだろうか・・・
私も含め、私が出会うかたたちは
子どもを失って、どん底を知って
ああ、あの頃は、本当に幸せだった
と言うが、
この母親は、
これまで直面していた不幸は
どん底の不幸ではなかったことを
子どもを失って初めて知り、
ああ、あの頃は、まだ幸せだった
と思うだろうか・・・
何度思ったか知れない
「時間を巻き戻したい」を
この人も痛感するような気がする。