起きたことは全然違うのに似ている気がして

2024/04/20

他人のことで涙が出るときのこと、考えたら

そのほとんどは、あゆみと重ねている。

「人が病気になること」に弱いというのも、

あゆみが病気になったからだろう。

 

じゃあ、

トイレのお掃除をしてくれている人が

捨てられた注射針で怪我をしたことと、

あゆみが、どう重なるのだろう・・・

 

考えてもよくわからないのだけれど

おそらく、

これらのキーワードが関係している。

 

無抵抗

人知れず

 

無抵抗については、言うまでもなく、

一方的で抗いようがなかった。

病気になって、亡くなるまで。

 

あゆみの病気は、夜、一人布団の中で、

誰にも気づかれずに起きた。

襲われた、というほうが近い。

このことは私にとって、

とても悔やまれること。

 

そうしたことを経て

例えば清掃員が、

人の心なさによって危険な目に遇い

相手に文句の一つも言えない

というところが、

あゆみと、起きたことは全然違うのに、

自分でも無意識のうちに結びつけ

どこか似ているように思えるのだった。

 

きっとこれからも

いろんな状況で、いろんな立場の人と、

結びつけて、

なんか似ている・・・と思ったとき、

涙が出るのだろうな。