隣の家族のことは気にせず静かに暮らす

2024/04/29

お隣さんが引っ越して行かれたとき

私は留守で、ダンナだけ会っていて

もらったチョコレート、まだ冷蔵庫にある。

なんか、食べてしまうの淋しくて。

 

引っ越して来られたときのこと

よく覚えている。

奥さんのお腹がとても大きくて

すぐに女の子が生まれた。

 

私は、その子が大きくなっていくのを

毎日見るのだなあ、と思うと、

ちょっと心が陰り

母は相変わらず、他人の幸福に歓喜し

お祝いを持って行ったり

赤ちゃんに会わせてもらったり

はしゃいでいた。

 

私は、ただ静かに暮らしていた。が、

赤ちゃんは、見るたび大きくなり、可愛くなり、

いっそ、あゆみよりずっと大きくなってくれたら

気にならなくなるのに・・・ なんて思った。

 

実際、よその子が大きくなるのは早い。

小さいうちは、いっぱい喋りかけてくれたのに

顔を合わせても、視界に入れてもらえなくなり

普通なら、面白くなくなる隣の住人だろう。

私は、断然そのほうがいい。

 

でも、引っ越すと聞いて

急に淋しくなったのは

ずっと気にしていたからだろうか?

見ないようにして、実は見ていて。

 

こんど引っ越してきた方は

年配の夫婦で

挨拶に来られて、2人住まいと言われていた。

 

子ども、いないんだあ

と思ったら、

孫が3人もいた!

 

きょうも遊びに来ていた。

私は、ただ静かに暮らします。

でも、ちらちら見てしまいます。