「心の中で生きている」を受け容れるまで
2024/06/04女性がん患者、6人が
険しい山の登頂を目指すドラマ(洋画)が
最終回を迎えた。
毎回誰かが問題を起こす
奇想天外なストーリーだったが
最終回には魅せられ(かけ)た。
6人には、あと1人仲間がいたが
亡くなってしまったので、骨壺を携えてきた。
険しい登山の終盤、
もう一人、力尽きてゆく。
そのとき
先に亡くなった仲間の女性が
隣に現れて
「ずっとそばにいられる」と語り掛ける。
この光景に、
いよいよの時が来たら
見えるのかもしれない!
と思った。
本当は、今もいてくれているのだけれど
見えていないだけで。
ところが、
次の一言に、現実に引き戻された。
「心の中に」
やっぱり・・・
心の中で、気持ちの上で、
ということだ。
「心の中で生きている」
という言葉なんかは
とても美しい響きに思えるが
切実に、会いたい、会いたいものとしては
実際に会うことはできませんが
と念を押されているようで
「わかってますって」
と不貞腐れたくなったりもする。
「心の中に生きている」を
素直に、純粋に、受け入れられるようになると
もっと生きやすくなるんだろうけど。