世間と社会は違うことに気付いた

2024/09/10

一昨日書いたことを、あとで思い返した。

お子さんが自死で亡くなったことを

「不慮の事故にしておいてはどうですか?」

と学校から促されたものの、

真実が知りたくて調査を求めたことを

私は早とちりし、

自死と公表すると、世間から何を言われるか、

怖かったのではないだろうか、と。

 

このとき自然と浮かび上がった言葉「世間」

世間のことを、同日、講演していた先生が

次のように話していた。

 

「世間と、社会は、ちがう。

世間は他人の集まり。

社会は、こちらから入っていくところ」

 

なるほどーと思った。

 

「世間から何を言われるか」

と思ったのは、いわゆる世間体(せけんてい)。

社会体(しゃかいてい)という言葉はない。

世間の目と言えば

たいていは監視の目、冷たい目。

 

私たちも、生きづらさを感じていたとき

人に会いたくないと思っていた。

そのときの「人」とは、世間だった。

 

一旦引きこもって

世間と縁が切れても、

大丈夫。

 

羽を休めて、いろいろ考えて

のちに自分から出ていくところは

社会だから。