生きているはずの子に会えないなんて

2025/02/17

北朝鮮による拉致被害者のひとり

有本恵子さんのお父さんが亡くなられた。

96才だった。

有本さんは6人きょうだいだったこと今回知った。

お母さんが先に亡くなられたが

お父さんお一人で、晩年も頑張っておられた。

 

私はずっと以前、駅前でお母さんを見たことがある。

まだ拉致問題が広く知られていなかったころ

署名活動をされていた。

 

知らないテーマで署名を求めておられたので

私は素通りしている・・・

あの頃は、今よりさらに苦しい活動だっただろう。

そのころに応援し、協力していた人は

本当に素晴らしい。

 

このときの後悔は、その後、

まだ人に知られない行動を始めた人に協力する

という考え方をもたせてくれた。

 

有本さんのお母さんも、お父さんも、

願いがかなわず亡くなられ

横田めぐみさんのお母さんは「一人になってしまった」

と言われているらしい。

 

わが子は生きていると信じ

会えることだけを願って

生涯とおして行動し続ける親御さんたちに姿に

なんとか、なんとか、と思ってきた。

 

亡くなった子の親たちでさえ

また会えることをだけを願って

生き延びていく状況だが

生きているはずの子に、どうしても会えない

親の気持ちは、私たちにも想像を絶するもの。

めぐみさんのお母さん、がんばって生きてほしい。