遺族が身綺麗にすると何がよくない
2025/02/16キャンプ場で行方がわからなくなり
2年半後に遺骨が見つかり死亡が発表された
みさきちゃん(7才)のご家族の近況が報じられた。
当時、お母さんは、積極的に取材に応じ
情報を集めていたが、どういうわけか、
誹謗中傷されることが多く、気の毒だった。
遺族が、身なりを整えたり化粧をしたり
笑みを浮かべたりすると、
なぜ非難の的になってしまうのか・・・?
哀れな姿が望ましいということか?と
苦々しく思ったりした。
それでも当のお母さんは、
みさきちゃんの情報を求めて取材に応じた。
心無いコメントにも、ぜんぶ目を通していた。
情報が含まれるかもしれないから。
けれど努力の甲斐もむなしく
みさきちゃんの遺骨が発見された。
久しぶりに近況が伝えられ、息をのんだ。
みさきちゃんのお姉ちゃんは
学校に行けなくなっていた時期があったそう。
「友だちと嬉しい話とか楽しい話をしていると
その時、みさきのことを考えていない自分がいて」
という感覚、
親だけが抱くものではないのだなあ。
しかも、お母さんが笑みを浮かべて非難され
お母さん自身、微笑むことすらできなくなった
というから、
親が受けた被害の、二次的被害だったかもしれない。
いや、元の被害は、亡くなったみさきちゃん・・・
亡くなった子どもの部屋は
何年間もそのまま保たれることが多いが
みさきちゃんの部屋にあったピアノは
寄付されていた。
お姉ちゃんが通ったフリースクールの
ピアノが壊れたから、差し上げたそう。
いいことされたなあ、と思い、
覚悟いっただろな、と思った。