動物も人間も支え合って生きていく

2025/05/26

「傷のなめ合い?いいじゃないですか!」

と言ってもらった日に救われたことを思い出し

ちょっと調べてみた。

 

動物が、傷を自分でなめることは

非常に理にかなっているようだ。

昔の子は、同じようなことをしていた。

 

唾液には、リゾチーム(風邪薬にも含まれている)、

ラクトフェリン、免疫グロブリン、などの

消毒や殺菌の作用が含まれているらしい。

口の中の傷が早く治ることからも、よくわかる。

 

それで、私が疑問に思ったことは

傷をなめること自体は、治療効果があるとして

「傷のなめ合い」で辞書で引くと

「治療」から拡大して、「甘やかし」の意味が生じるらしい。

へー、そうなん。

 

まあ、とてもつらい時期、

無理はしないように、とか

自分で自分を大事に、とは言っているが

甘やかせてくれるくらいで、いいと思うけど~

 

で動物は、ひとり傷をなめて治す

と思っていたら、実は、さらに賢くて

背中に傷をつけたネズミを

一匹ずつ飼った場合と

数匹一緒に入れて飼った場合を、比較すると

一匹では、自ら背中の傷をなめることができないので

2日後の傷口は20%しか治っていなかったが

傷をなめ合ったネズミのほうは

75%も傷口がふさがっていた

という実験結果が得られたという。

 

動物も、助け合って生きていくのだ。

人間は、生存本能だけでなく

思いやりの心、共感する能力が高いので

きっと、一人よりも二人、二人以上の仲間、

同じ傷をもつ者同士の出会いと、助け合いにより

回復していく力は倍増する!と思えた。