思いは通じ、願えば届く

2025/07/25

在学中に亡くなったお子さんに

卒業式で卒業証書を渡されることは

学校と先生が温かくて素晴らしい

と昨日書いたが、

お子さん亡きあと卒業式に出席する親御さんには

格別の思いがあったりする。

 

先日のつどいで

フシギな体験を出し合った際、

私は、以前K君のママから聞いた話をした。

 

K君は保育園在籍中に病気で亡くなった。

保育園が大好きだった。

ママは、卒園式に出たいが、

出たいと申し出て良いものか?

悩んでいた。勇気もいるし。

 

園からは、連絡がなく・・・

 

そこで、ママは「かけ」をする。

園までの道に立ち

園に行きつくまでに、先生と会えたら

自分から頼んでみよう。

行きつくまでに会えなかったら

諦めて、通り過ぎよう。

 

ドキドキしながら、歩き進め

園に近づいたとき

先生が自転車に乗ってやって来た!

 

この話を聴きながら

私もドキドキし、

先生が現れたとき

こんな偶然てある?!?

と歓喜した。

 

ママは、「せんせー!」と駆け寄る。

卒園式に行きたいことを打ち明けると

実は先生たちも、悩んでいたことを知った。

言っていいものだろうか、

重荷にならないだろうか、

つらくさせないだろうか、と。

なので大歓迎だった。

 

思いは通じるもの。

願いは届くもの。

そんな法則があるように、

このとき思えたのだった。