執行猶予判決で控訴されず安堵
2025/08/05人工呼吸器なしで生きられない女の子の
スイッチを切ってしまったお母さんのこと
先月日記に書いた。
「いくら可愛くても限界を超えるとき」
というタイトルで。
この母親の行動は、殺人になるが
実刑がくだされるのは忍びないと
ずっと思っていた。
裁判が終わり、
執行猶予つきの判決が出た。
検察は控訴しなかった。
どれほど頑張ってきたか分からない。
どんなに悔やんでいるか分からない。
裁判長はこう言っている。
「被告は、うつ状態の中で昼夜問わず
娘の介護を続けてきた。
被告は介護疲れを否定しているが
客観的に見て負担は大きかった。」
人工呼吸器を着けたお子さんは
昼夜問わずのお世話になるから
うつになってもおかしくない。
さらに、うつ状態で続く介護・・・
お母さん自身は、介護疲れを否定している。
そういうことも、よくある。
「私は大丈夫です」
「一番つらいのは、この子ですから」
「この子がこんなに頑張っているのだから」
という気持ち、愛情が、
体力の限界を超えてしまうこと。
ゆっくり休んでほしい、
と思っても
介護の必要がなくなった昼夜が
お母さんにとって
どんなに長くてつらい時間になるだろう。