目が覚めて別人になってたら大変

2025/10/02

あゆみが脳死になったとき

ただ別れを待つだけで、無力で、

苦しかったことが蘇えるから

臓器提供の欄から目を背けてしまうの

かな?とダンナに言ったら、

「は?うちは脳やで」

と返ってきた。

 

「脳がやられて、そのため

臓器が機能しなくなったんだから、

臓器移植は関係ないよ」と言う。

 

あ、そうかー

私の勝手な結び付けだったのか。

「じゃあ、もし脳の移植があったら」

 

「そんなん、あったら大変やで。

もはや別人、よその子やん。

目が覚めたら自分の親を探し始めるわ」

 

確かに。

脳の記憶は生きていたときのもの。

私たちのこと、忘れるんじゃなく

知らないんだ。

 

先日見た映画「花まんま」は

亡くなった人の記憶だけが入ってきて

自分は自分だったから

よかったよね。