子どもは優しく特に親に優しい
2025/11/24ドラマ「小さい頃は神様がいて」の
別の回では、こんなやりとりがあった。
息子が消防士になった家庭。
「大変な仕事ですね」と言われると、
「楽な面もあります」と彼は答える。
考えなくていいから、と。
すぐには何故か分からなかったが
この意味、深い。
消防士は
取るべき行動は2つ。
火を消すこと、と、人を助けること。
つまり
すると良いことが決まっていて、
迷わなくていい。
と彼は言っている。
裏を返せば
消防以外では、
すると良いことは、考えなければならない
と言っているようなものだ。
一般的に、人に対してすることは、
何事も考えて行動することが大事。
安易な「良かれと思って」は、
大半がありがた迷惑だったり
傷つけたりもする。
さらにこの息子、
最初の勤務地は、
他県を希望して勤務していた。
地域で勤務すると
サイレンが聞こえるたび、両親が
息子の身を心配するだろうから。
ここまではドラマの話だが
昨日も書いたように
子どもは優しい。
親に対しては、特に優しい。
でも優しい子が、
親を気遣い過ぎたり
親の様子をうかがうようになると
しんどいことにも、なりかねない
ということ、大人は知っておきたい。