頭で考えることと実行することは別次元

2025/12/04

留守宅で32才の奥さんが惨殺されて

犯人の足跡を保存するため

家賃を2千万円以上払い続けた甲斐あって

犯人が名乗り出た犯罪があった。

 

犯人は動機を黙秘してきたが

話し始めたらしく

驚くばかりの動機だった。

 

ご遺族であるご主人に、

片思いしていた犯人は、

嫉妬心から奥さんを襲ったと予想したが

「子育ての苦労を分からせるため」

だったというのは、理解できない。

 

しかも犯人は

子どもを亡くした親だった。

 

よく私も言われることがある。

お子さん亡くした母が

幸せそうな親子連れを見ると

羨ましいを通り越して

ねたみや、酷いことを考えてしまう、と。

 

そんな自分が情けないとか

怖いとか。

 

どっちも違うと思う。

 

どんな自分も、味方できるのは

自分しかいないから

突き放さないで味方でいようよ、

ということと、

怖くはない、ということ。

 

どんなこと思うのも

正常な人間の思考だと思う。

頭の中の「怖い」ことを実行に移した遺族を

私は知らない。

 

考えることと、実行することは、

ものすごく隔たりがあって

うっかり境界を越えてしまうことなど

ないのだから。

頭の中だけは、自由でいいと思う。

 

今もそう思っていて

これからも私の考えは変わらないけれど

今回の報道には驚いた。

 

「いない」とは言えない。

でも「直接私は知らない」。