多用され過ぎ「あなたのままでいい」

2025/12/07

ある講座で受けた質問で

その場で解答したことに不十分さを

今更ながら考えていることを

知人に話した。

 

というのも、その人は

とても辛いときや、悩みが深いとき

じっくり自分と向き合いたい

という話を聞き

そこを不用意に他者が「寄り添う」は

むしろ邪魔だよね、と思ったから。

 

私が解答した言葉としては

「何も言えなくても、むしろ言わずに、

一緒にいてくれるだけで」

といったこと。

 

そういう人、いるだろうけど、

そうではない人も、いる。

 

一人にしてほしい。

一人になれて、泣くことできる、

というタイプ。

 

個人差があり、幅は広いよね

という会話から

アレも最近、「文言」になってきた、

という話に及んだ。

 

あなたはあなたのままでいい

 

ずっと以前、この言葉を最初に聞いたとき

私は心が震えた。

言った人の心そのものが伝わったから。

 

でも素晴らしいこの言葉、いつしか

「文言」になっていった気がする。

 

「あなたのままで」と言われて

「わたし」が何なのか?

分からなくなって苦しんでいる人にも

かけるといい言葉になっていないか?

 

あるいは簡単に言われて

「私のどこまでご存知なんですか?」

ってなることだってあるだろうし…

 

少なくとも、

あんまり知らないうちに言えることじゃ

ないよね、

などなど、そういう会話を延々した。