薄っぺらな励ましなんか通用しない

2025/12/19

空に行っても、どこへ行っても

私のこと覚えていてほしい

と昨日書いたが、

「忘れてくれていい」

と言ったお母さんが、以前おられた。

 

守ってあげられなかった

こんな母のこと考えなくていい

忘れていい、と。

 

このことは、

遺された多くの親が願い続ける

「また会える」再会の日を

手放している表れなのだろうか?

 

「お子さんは忘れないと思いますよ。

そんなお母さんのこと

ずっと思ってくれているはずです」

なんてこと、言わなかった。

 

こんなにも苦しい

もっとも苦しい道を行っている人の苦悩を

一方的に軽いものにする行為は。

 

本気で、合わせる顔がないように

思っている親も、

本当はどんなに会いたいだろう…

 

どんな言葉も否定しない、は

とても大事と思う。

薄っぺらな励ましが、

現状の否定になること

気づいておかねば。

 

私のことは忘れてくれていい、と

もう会えなくてもいい、は

同義語ではない。